〒676-0022 兵庫県高砂市高砂町浜田町2丁目7-52 ロイヤルコーポ高砂201号

MENU

後藤司法書士事務所

営業時間
9:00-18:00

土日祝・夜間
対応可

079-
490-
7322

Scroll

司法書士と行政書士の違い|相続や遺言ではどちらに相談する?

司法書士と行政書士の違い|相続や遺言ではどちらに相談する?

「司法書士と行政書士って、何が違うんですか?」

これは、かなり聞かれる質問です。

確かに、分かりにくいですよね。私も最初はよくわかりませんでした。

名前も似ていますし、どちらも書類を扱います。
しかも、相続や遺言のように、両方が関わる分野もあります。

「じゃあ、相続のことなら、どちらに相談すればいいの?」

そう思うのも無理はありません。

実は、司法書士と行政書士は、仕事の範囲がそれぞれ違います。

そして、相続や遺言、会社の設立では、両方の専門家が関わることもあります。

今回は、その違いを具体的に見ていきます。


まず、司法書士は何をする人?

司法書士と聞いて、まず思い浮かぶのが「登記」です。

たとえば、

  • 親が亡くなったので、家の名義を変えたい
  • 土地を売ったので、名義を変更したい
  • 不動産を贈与したので、登記をしたい
  • 会社を設立したい
  • 会社の役員が変わった

こうした場面で司法書士が関わります。

特に相続では、戸籍を集めて相続人を確認し、遺産分割協議の内容などを確認したうえで、不動産の名義を相続人へ変更します。

司法書士の仕事は登記だけではありません。

相続放棄など、家庭裁判所に提出する書類の作成や、成年後見に関する手続き、認定司法書士による一定の範囲の裁判や債務整理などもあります。


行政書士は何をする人?

では、行政書士は何をするのでしょうか。

行政書士の代表的な仕事は、官公署に提出する書類の作成や、その手続きに関する業務です。

たとえば、

  • 建設業の許可
  • 飲食店などの営業許可
  • 産業廃棄物処理業の許可
  • 在留資格に関する手続き
  • 各種契約書などの作成

などがあります。

そして、行政書士も相続や遺言を扱います。

遺言書の作成支援や、遺産分割協議書などの相続関係書類の作成です。

ここが、司法書士と行政書士の違いを分かりにくくしているところです。

「相続なら司法書士」と、単純には分けられません。


では、登記は行政書士に頼める?

ここは、はっきりしています。

不動産の登記申請を、行政書士に依頼することはできません。

たとえば、

「父が亡くなったので、実家の名義を変更したい」

「土地を売ったので、買主に名義を変更したい」

という場合です。

こうした不動産の権利に関する登記申請を、依頼を受けて業として行うのは司法書士の仕事です。

資格のない者が、他人から依頼を受けて登記申請書を作成したり、登記申請を代理したりすることは、司法書士法で禁止されています。

これは、行政書士がどうこうという話ではありません。

司法書士と行政書士で、法律上担当できる仕事の範囲が違うということです。

行政書士に相続関係の書類を作成してもらうことはできます。

ただ、その後の相続登記まで行政書士に依頼することはできません。

登記については司法書士に依頼することになります。


相続では、どちらに相談すればいい?

たとえば、お父さまが亡くなったとします。

相続人は、長男と次男の2人。

話し合った結果、

「実家は長男が取得する」

と決まりました。

この話し合いの内容を、遺産分割協議書にします。

この遺産分割協議書の作成は、司法書士に相談することも、行政書士に相談することもできます。

そして、その後に、

「では、実家の名義を長男に変更しよう」

となれば、相続登記が必要になります。

ここは司法書士の仕事です。

つまり、

遺産分割協議書を作成することと、不動産の名義を変更することは、別の手続きです。

相続では、こうした手続きがいくつも重なります。

だからこそ、「相続だからこの資格」と一括りにするより、何をしてほしいのかで考えるほうが分かりやすいのです。


遺言は、司法書士にも行政書士にも相談できる

では、遺言はどうでしょうか。

これは、司法書士にも行政書士にも相談できます。

自筆証書遺言や公正証書遺言など、遺言書の作成について、それぞれの専門家がサポートしています。

たとえば、

「自宅は長男に残したい」

「預金は子どもたちで分けたい」

「相続人以外の人にも財産を残したい」

といった希望がある場合です。

遺言書を作ること自体は、司法書士でも行政書士でも相談できます。

ただ、その先まで考えると話が変わってくることがあります。

たとえば、

「遺言者が亡くなった後、この遺言を使って自宅の名義変更までしてほしい」

という場合。

不動産の相続登記は司法書士の仕事です。

ですから、遺言書の作成だけをお願いしたいのか、その後の相続手続きまで見据えて相談したいのか。

そこも、専門家を選ぶときのポイントになります。


相続放棄は、また別の話

相続放棄になると、相談先が変わります。

相続放棄は、家庭裁判所に申述して行う手続きです。

司法書士は、相続放棄の申述書など、裁判所に提出する書類を作成できます。

行政書士は、裁判所に提出する相続放棄の申述書を作成することはできません。

たとえば、

「亡くなった親に借金がある」

「疎遠だった親族が亡くなり、相続したくない」

といった場合です。

この場合は、司法書士や弁護士への相談を検討します。

相続放棄には、原則として、自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内という期間があります。


会社のことでも、それぞれ役割が違う

司法書士と行政書士の違いは、会社に関する手続きでも分かります。

たとえば、

「会社を設立したい」

「役員が変わった」

「本店を移転した」

という場合。

会社の設立や役員変更、本店移転などの登記は司法書士の仕事です。

一方で、

「建設業の許可を取りたい」

「産業廃棄物処理業の許可を取りたい」

といった許認可は行政書士の分野です。

そして、会社を作るときに、いつもどちらか一方だけで済むとは限りません。

たとえば、建設業を始めるために会社を設立するのであれば、会社設立の登記は司法書士、建設業許可の手続きは行政書士という形で、それぞれの専門家が関わります。

私自身も、必要に応じて行政書士と連携して手続きを進めています。

一つの仕事を一人の専門家だけで全部やるのではなく、それぞれの専門分野を生かして一緒に進める。

こういうケースもあります。


司法書士と行政書士の違いを整理すると

相談したいこと相談先
不動産の相続登記司法書士
不動産の売買・贈与による登記司法書士
会社設立・役員変更などの登記司法書士
相続放棄の申述書作成司法書士・弁護士
建設業許可行政書士
飲食店などの営業許可行政書士
在留資格に関する手続き行政書士
遺言書の作成支援司法書士・行政書士
遺産分割協議書の作成司法書士・行政書士など

このほか、相続税の申告なら税理士、相続人同士で争いになっているなら弁護士というように、別の専門家が必要になることもあります。


どちらに相談すればいいか分からないときは

ここまで読んでも、

「結局、自分の場合はどっち?」

と思うことがあるかもしれません。

それは珍しいことではありません。

相続や遺言では、一つの手続きだけで終わらないこともあります。

司法書士に相談したものの、

「これは行政書士にお願いしたほうがいいですね」

となることもあります。

逆に、行政書士に相談して、

「登記が必要になった」

という場合もあるでしょう。

その場合は、信頼できる行政書士をご紹介することもできます。

必要な手続きを整理して、それぞれの専門家につなぐ。

そのほうが、相談する方にとっても安心だと思っています。

「これは司法書士?それとも行政書士?」

そんなところからでも構いません。

高砂市・加古川市で、相続や遺言、不動産のことで相談先に迷ったら、まずはご相談ください。

司法書士が対応できることであれば、そのままお手伝いします。

行政書士など、別の専門家に相談したほうがいい内容であれば、適切な専門家をご紹介します。

一人で悩まず、まずはご相談ください。

FREE CONSULTATION

まずはお気軽にご相談ください

相談は何度でも無料。出張相談も無料です。

電話番号

WEB予約

LINE

電話番号

WEB予約

LINE

Copyright © 高砂・加古川の相続・遺言なら後藤司法書士事務所